あいさつ
令和という新しい時代を迎え、経済も右上がりになっていくと期待しましたが、中国の武漢から発生した新型コロナウイルスによって、世界中が大パニックとなり、多くの人々が感染して亡くなるという、人類史上まれにみる災難と合わせて、物流の流れも止まり、日本だけではなく、世界経済も低迷してしまいました。
そのような中、当社が生業としているとび土工事、鉄骨建方工事はもちろん、土木では外構工事を中心に、積極的に現場に従事し、特に解体工事においては、令和3年と4年に発生した福島県沖地震によるものは急を要し、福島市内だけも千件以上の住宅解体工事を手掛け、地域住民の方々に大変感謝されました。
現在では建築の一式工事や、役所からの元請け工事も増え、専門職人の育成だけではなく、管理者の教育にも力を入れております。そのような中、伝統技術の伝承だけではなく、施工管理者育成にも時間を掛け、現在1級建築士1名、1級建築施工管理者8名、1級土木施工管理者9名が現場に従事しております。また、1級とび技能士は25名おり、毎年開催されている23歳以下の技能五輪へも挑戦を続けています。
ようやくコロナの感染は収束となりましたが、ウクライナや中東での戦争、北朝鮮のミサイル発射など、アメリカ・ロシアを巻き込んだ危険な状態が、世界的に続いています。日本経済も急速な円安によって物価が上がり、中小企業や家庭内は大変不安定な状況となっています。そのような中でも当社は、物づくりへの意欲と、江戸町火消しから伝わる「たとえ火の中水の中」、「腕と度胸とやせ我慢」の精神で、また「災害時には復旧活動に全力を尽くす」という会社の教えを守り、これからの日本のため、公共の福祉の為に邁進していきます。協力会である「創建睦会」と一丸となり、現場の安全を第一に、全従業員の健康管理に留意し、今後も物づくりに精進していく所存です。よろしくお願い致します。
令和6年5月吉日